こんにちは、KENZOです^ ^
突然ですが、KENZO怒っております。
今回は矯正の限界について。
先日ありがたいことに縮毛矯正のご依頼を頂いたのですが、ご新規様で非常に困難な履歴でした。
いつもピカピカな写真を投稿するのですが、今回はできることとできないことのリアルを知ってもらいたくこちらの写真を使わせて頂きます。
画像2枚目に履歴を示しました。
①がブリーチしておらず暗めカラー
②がブリーチ×2
③が矯正+ブリーチ×2
お話を伺ってみると、以前ピンク系のカラーをしたくてブリーチを2回してもらったとのこと。
にも関わらず希望の色にはならなかった。
そして、一番表面の髪が根元から15cm付近でごっそり切れてしまった。
お話を聞いて、目で見て心が痛かったです…
なぜ切れる前にストップの判断をしなかったのか?
切れ毛のリスクをきちんと説明し、それでも了承を得た上での施術だったのか?
もしリスクを受け入れてのスタートならせめて希望の色を叶えてあげて欲しかった…
KENZOの怒りの理由がお分かり頂けましたでしょうか?
さて上記のように縮毛矯正を行うにはとてつもなく困難な状況です。
最初の段階で、今のコンディションではピカピカにするのは難しいことと画像③の部分は矯正自体ができないとお伝えしました。
しかし、せっかく来て頂いたのですから今より扱いやすくなるよう全力を尽くしました。
②の部分はブリーチ毛ですが矯正できる体力が残っていたので今回は①〜②まで矯正剤を塗布し、③はこれ以上悪化させないように矯正剤の働きをシャットアウトする特殊なトリートメントで保護。
来店時の画像はアイロンされているので比較的収まって見えますが実際は大きなうねり+ダメージで広がる状態。
結果的に見た目をピカピカにするのは難しかった(表面の切れ毛のせいでツヤが出てこない)のですが、①〜②部分の広がりを抑えられて少しはストレスを軽減できるのではと思います。
今後のリタッチ矯正と③部分をカットしていくことで将来的に艶髪を実現しましょう。
ブリーチや縮毛矯正は見極めが本当に大事な技術です。
KENZOもお客様を不幸にすることのないよう精進して参ります。
それではまた次回〜